2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

あらるげ13号

あらるげ13号は黒い用紙に白のイラスト入り表紙と 挟み込みのピンクの用紙の目次。 いままでと装丁が見た目、変わっている。 「マチネ集」という遠隔地にいる読者の 投稿ページが新設され、福島、福岡、鹿児島からの 投句が掲載されている。見崎厚志の「雑感…

あらるげ10号

あらるげ10号は昭和42年1月の発行。 「新年増刊号」と銘うってあるが、 表紙をいれて16ページといささか薄い。 作品は坪内ひとり。 冬野の村 夕焼けは薄い日記帳 坪内はじめ8名が「俳句と私」的なエッセイというか 雑文を寄せている。柴田勝俊が昨年…

あらるげ9号②

あらるげ9号には14名が作品を寄せている。 突風 粉雪 やわらかいパン胸に抱く 坪内稔典 木枯らしの夜 のぞいた 母の日記の空白がち 街灯の光の輪から雪が降る また明日 馬場善樹 炭火にかざす どこかで残り水冷えていき 前田美保子 冬の海は乱反射 漁師が…

あらるげ9号①

あらるげ9号は昭和41年12月22日発行。 8号が12月3日に出て、大至急の発行である。 ほぼ全編、馬場善樹のガリ版切りである。余談だが、馬場やボクは この頃から、学生自治会での活動に少しずつ 入り込んでいて、学内の情報ビラのガリ切りや 早朝のビラ配布も…

あらるげ5号から休刊の頃

昭和40年12月末に「あらるげ5号」が発刊され それから約半年、休刊ということになっている。 その間、「風の青年」という冊子が発刊されたらしいが ボクの周辺には現存しない。 とにかく記憶を辿りたいのだが 手がかりがない。41年の冬、「あらるげ」隊は福…